胆振東部地震からの復興を支援しようと、むかわライオンズクラブ(両川武弘会長)はこのほど、滑り台やクライミングを組み合わせた複合型のジャングルパークやベンチなど遊具4点を町に寄贈した。同町大原のなかよし公園に設置され、地域の子どもたちに活用されている。
同クラブで行っている地域社会奉仕活動の一環。公園の周辺には100人ほどの子どもが通う認定こども園のほか、発達支援センター、放課後子どもセンター、仮設住宅があり、新しい遊具を置くことで地震で被災した地域の子どもたちや仮設入居者に憩いの場を提供したい―と企画した。
寄贈した遊具はジャングルパークやベンチ、車両型のミニ滑り台を合わせた4点で総額は約970万円相当。ライオンズクラブ国際財団の北海道地震災害支援交付金を活用している。両川会長は「子どもたちの中にはまだまだ震災の傷が癒えていない子もいる。遊具を使って遊ぶことで元気に、笑顔を取り戻してくれたら」と話していた。