音楽CDで白老PR アイヌ語を取り入れ6曲収録 あす発売記念ライブ 白老

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2019年11月23日
「白老への思いを込めたCDを作りました」と話す田村さん(左)と手塚さん

 白老町の地域おこし協力隊員の手塚日南人さん(24)と、同町社台でコミュニティーカフェ「ミナパチセ」を経営する田村直美さん(48)がCD「ヤイレラプ~唄に託して想いを届ける」を完成させた。手塚さんが作曲、田村さんが作詞を手掛け、アイヌ語を取り入れたオリジナル6曲を収録。ミナパチセなど町内の各所で販売中だ。二人は「アイヌ民族の精神性が根付く白老の応援歌になれば」と話し、24日午後2時からしらおい創造空間「蔵」でCD発売記念ライブを開く。

 ポロトの森で森林保全や利活用の活動に取り組む手塚さんと、知人の田村さんが曲作りを始めたのは昨年夏。アイヌ民族をルーツに持つ田村さんが「アイヌ語の言葉を交えた詩を歌にしたい」と、白老で協力隊員になる前に東京で音楽活動をしていた手塚さんに相談、制作を進めた。

 完成させた6曲は「ポロトのニタイ」「ミナパチセ~みんなで笑う家」「ラヨチ ルイカ~虹の橋」「イヤイライケレ」など。白老の地で連綿と命をつないできたアイヌ民族と、今も息づく民族の精神性、さまざまな命が共生するポロトの森やヨコスト湿原の豊かな自然、人と人の優しいつながりなどをテーマにした詩を美しいメロディーに乗せた。

 主に手塚さんが作曲とボーカル、ギター演奏、田村さんが作詞とコーラスを担当してレコーディング。今月CDを完成、発売した。アイヌ民族衣装をまとった手塚さんとヨコスト海岸をモチーフにしたジャケット写真は、地元の写真家・永楽和嘉さんの作品を採用した。

 CD制作に当たっては、インターネットで資金を募るクラウドファンティングを活用。8月末から9月末までの募金期間に道内外から計60万円が寄せられたという。

 今月上旬に手塚さんはギター片手に東京、栃木県のイベント会場などを訪れて楽曲を披露し、白老をアピールした。

 念願のCD完成に田村さんは「美しい響きのアイヌ語の詩が入った曲を作るという夢がかなった。愛する白老とアイヌ文化への思いが届けば」とし、手塚さんも「白老応援メッセージを込めた作品。多くの人に聞いていただきたい」と言う。

 CDは1枚2000円。町内のミナパチセ(社台)、ラナピリカ(大町)、カフェ結(同)、hakuホステル&カフェバー(同)、カレンデュラ(石山)で扱っている。

 「ポロトのニタイ」

 ここはニタイ(森)の楽園

 レラ(風)の音を聞いて

 チクニ(木)の匂いを感じて

 ニソロ(空)の映像を見て

 時の流れはチュプ(太陽)が教えてくれる

 ただ感じているだけ ただ自由にしているだけ

 わたしたちはニタイとひとつになる

 わたしたちはニタイとひとつになる

 ※1番を抜粋。

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