白老 ウポポイ開業見据え町が観光ガイド育成へ

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2019年11月20日

 来年4月の民族共生象徴空間(ウポポイ)開業に伴う観光客の入り込み増を見据え、白老町は町内の観光スポットを案内するガイドの育成事業に乗り出す。今年度は12月から2月にかけて町の概要や歴史を学ぶ養成講座を開く。講座修了者などガイド人材のネットワーク組織を年度内に立ち上げ、観光客の受け入れ体制を築く。

 講座は町コミュニティーセンターを会場に12月12日に開講し、最終の2月6日にかけて全6回の座学などを予定。苫小牧駒沢大学の岡田路明客員教授、国立アイヌ民族博物館設立準備室やアイヌ民族文化財団、町消防本部の職員が講師を務める。町の特性や歴史、地元アイヌ文化、ウポポイの概要、救護知識と技術などを学ぶカリキュラムを組み、講座を展開する。

 時間は午後6時半から2時間で、受講費は無料。観光ガイドを希望する人を対象とし、定員は30人。22日まで申し込みを受け付けている。

 白老町では来年4月24日、国立アイヌ民族博物館と国立民族共生公園で構成するウポポイがオープンし、それに伴う観光客の入り込み増が見込まれている。年間100万人を目標にしたウポポイの来館者を町内各所の観光スポットに誘導し、白老全体の観光振興を図るため、ガイド養成が課題となっていた。

 町は観光客のおもてなし体制の構築に向け、白老観光協会を中心としたガイドのネットワーク組織を年度内に設立する方針。講座の修了者のほか、仙台藩白老元陣屋資料館やポロトの森のガイド人材などにも登録してもらい、同協会の調整の下、観光客のニーズに合わせて地元の観光スポットや自然、文化・歴史の地などを紹介、案内する仕組みの構築を目指す。ウポポイの開業後も引き続きガイド人材の育成に取り組み、町は「いずれは有償ボランティアとして活動してもらう体制を築きたい」としている。

 養成講座の申し込み、問い合わせは町経済振興課観光振興グループ 電話0144(82)8214。

こんな記事も読まれています

    •  自民党の小泉進次郎農林水産相()は石破茂首相(党総裁)の後継を選ぶ総裁選(日告示、月4日投開票)に出馬する意向を固め、周囲に伝えた。近く表明する。複数の関係者が日、明らかにした。

       これに

    • 2025年9月13日速報記事
    • ¥GO¥厚生労働省は、全国の100歳以上の高齢者が1日時点で9万9763人となり、55年連続で過去最多を更新したと発表した。昨年より4644人多く、女性が全体の約88%を占めた。国内最高齢で114歳の

    • 2025年9月12日速報記事
    •  東京商工リサーチ北海道支社は、8月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年同月比2件増の22件となり、4カ月ぶりに前年を上回った。このうち9件が新型コロナウイルス関連倒産だった。

       負債総額も

    • 2025年9月12日速報記事
    • #見出し

      ▽,1回戦,

      #チーム名右イニング右1回イニングイニングイニングイニングイニングイニングイニングイニングイニング×ゲーム1桁×ゲーム2桁合計右イニング左1回

    • 2025年9月12日速報記事
    •  第47回苫小牧商工会議所会頭杯朝野球選手権大会が12日、とましんスタジアムで開幕した。1回戦1試合が行われ、オールドボーイが8―1の五回コールドで風街クラブを下した。

       オールドボーイは一、三回に

    • 2025年9月12日速報記事
    •  ロッテが大勝。一回、西川のソロで先制。二回に3点、三回には4点を加えて大勢を決めた。種市は制球良く、無四球で抑えて8回2安打1失点。7勝目を挙げた。ソフトバンクは先発の大関が序盤で打ち込まれ、打線も

    • 2025年9月12日速報記事
ニュースカレンダー

紙面ビューアー