住友電工入社の御家瀬(恵庭北高3年)が抱負―「世界の舞台で戦う姿を」

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  • 2019年11月19日
記者会見で抱負を語る御家瀬=16日、恵庭北高校

 来年4月から住友電気工業(本社、大阪市)に入社して陸上競技に取り組む、恵庭北高3年の御家瀬緑(18)=札幌市出身=が16日、同校で記者会見を開き、新たなステージへの抱負を語った。恵庭で鍛え、日本選手権(6月)女子100メートルを11秒50で走り、高校生としては29年ぶりに制したホープは「競技者として、社会人として成長していきたい」と述べ、「将来、世界の舞台で日本人女子がしっかり戦う姿を見せる」と意気込んだ。

 「陸上競技に集中するベストな環境を整えてもらえる」と、同社入社の理由を語る御家瀬。同社陸上部は、男子100メートルで日本人3人目の9秒台をマークした立命館慶祥高出身の小池祐貴選手や、今年のアジア大会で4×100メートルリレー日本記録を打ち立てた多田修平選手が所属。共に世界の舞台を見据え活動していく。

 御家瀬は昨年、国体出場選手を対象とした合宿で小池選手に相談し、今夏までに自らの進路について結論を導き出した。小池選手も、日本女子短距離界期待の新星の行く末を気に掛けていたという。

 これまで指導してきた道ハイテクAC(恵庭市)の中村宏之監督も、教え子の思いを尊重していると話した恵庭北高陸上部の安倍典子顧問。「大学進学も選択肢だったが、遠征をバックアップし、彼女に合わせた練習を組み立ててくれるのが実業団の環境。ベストな選択をした」と背中を押した。

 御家瀬にとって恵庭北高で過ごした3年間は「長いようで短い、内容の濃いものになった」。2年時にアジア大会にも出場し、日の丸を背負ってトラックを駆け、そこから世界を目指し始めた。3年時には全国高校総体(インターハイ)女子100メートルで2連覇も達成。安倍顧問は「へこたれないし、くじけない、それでいて笑顔を忘れない。芯の強い女性になった」と実感する。

 「地元を離れることになるが、自分らしく、競技に集中したい」と言う御家瀬。夢の東京五輪出場に向け「やるべきことをやり、後悔しない結果を出したい」との抱負だ。「福島千里さんの持つ日本記録(11秒21)をまずは超えたい。超えてからが勝負」。トップ選手としての決心を語った。

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