白老町日の出連合町内会(松浦雅雄会長)は16日、地域住民を対象にした防犯研修会を町総合保健福祉センターで開いた。
町の「がんばる地域コミュニティー応援事業補助制度」を活用した研修会で、住民ら20人余りが参加。苫小牧署白老交番の中村尚彦所長を講師に招いた。
中村所長は、オレオレ詐欺や架空請求詐欺、還付金詐欺など特殊詐欺について説明。「全国では一日に1億円の被害が発生しており、道内や苫小牧署管内でも被害が相次いでいる」と述べ、不審な電話に注意を呼び掛けた。
ドラマ仕立てで特殊詐欺の手口を紹介するビデオも上映。参加した住民らは、研修を通じ被害を防ぐ意識を高めた。
日の出連合町内会は防犯活動の一環として12月7日、子どもたちと一緒に地域パトロールを行い、犯罪発生の危険箇所なども確認する。来春の民族共生象徴空間(ウポポイ)開業で白老への入り込みが増える中、ウポポイに近い地域として防犯体制を強化していくという。