発足1年、大舞台へトライー全国小学生タグラグビー胆振予選出場「アスールブレーブス」

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  • 2019年11月15日
予選大会に向け練習に励むアスールブレーブス

  苫小牧初のタグラグビーの小学生チーム「アスールブレーブス」が、12月に苫小牧市総合体育館で開かれる全国小学生タグラグビー選手権大会胆振予選大会に初出場する。チームが発足して初めての大一番。自国開催のラグビーワールドカップ(W杯)で日本代表が活躍したこともあり、チームの練習は一層熱が入っている。

   タグラグビーはタックルの代わりに相手の腰に付いているタグを取ってディフェンスする。安全性が考慮されているため世代や性別を問わず幅広い人が楽しめる。

   アスールブレーブスは2018年春に発足した。主に市内西部地区で活動する総合型地域スポーツクラブ「PROVOCATOR(プローウォカートル)苫小牧」(星野いくみ代表)が運営している。

   メンバーは現在、小学1~4年生の7人。サントリーカップに出るためには4年生以上の選手が7人必要なため、同じスポーツクラブに所属するミニバスケットボールチーム「リトルバイキング」の選手を加えた合同チームで予選大会に臨む。

   練習は毎週土曜日の夕方に1回行っているが、大会前は週に2~3回に増やして追い込みを掛ける。パスやキャッチングのほか、ディフェンスの練習にも力を入れ、胆振大会突破に向けて練習を積んでいる。指導する市ラグビーフットボール協会所属の蟹田甲師コーチは「本格的に練習を始めて約半年だが、技術的にレベルアップしてきている」と手応えを感じている。

   主将を務める安部舟真(錦岡小4年)は「4年生になってやっと出場できる大きな大会。絶対に優勝したい」と闘志満々だ。

   国内では、9~11月に開かれたラグビーW杯で競技への注目度が高まっている。蟹田コーチは「W杯の盛り上がりを、タグラグビーを含めて苫小牧での競技の普及につなげたい。サントリーカップでチームとして活躍して多くの市民に興味を持ってもらえれば」と熱意を語った。

   同チームはメンバーを常時、募っている。小学1年生以上が対象。星野代表は「タグラグビーはけがも少なく安心してできる競技。興味があればぜひ見学に来てほしい」と話している。

   問い合わせは同団体事務局 電話0144(84)5095。

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