スピードスケートシーズン到来―駒大苫・田畑監督インタビュー

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  • 2019年11月15日
就任2年目で指導者兼選手、チームとして飛躍を誓う駒大苫小牧の田畑監督

 2019年度苫小牧中学校・高校スピードスケート競技会が16日に苫小牧市ハイランドスポーツセンター屋外リンクで開かれ、今冬の苫小牧のスピードスケートシーズンが幕を開ける。シーズン本格化に当たり、駒大苫小牧高校スピードスケート部田畑真紀監督が苫小牧民報社のインタビューに応じ、チーム状況や今季の決意などを語った。

 ―監督2年目のシーズンがいよいよ本格化する。

 「昨季は、さまざまな環境の変化の違いがあって、指導をして選手としてのパフォーマンスも十分発揮したいという思いだった。今季は、良いタイムを出すではなく、今後につなげられるような滑りをしていきたいと思っている。しっかりと目的を持って取り組んでいきたい」

 ―現在のスケート部の様子について聞きたい。

 「夏の陸上トレーニングに皆しっかり取り組んでおり、良い状態に仕上がって氷上に乗れている。今年7人入ってきた1年生は、屋内リンクでのタイムトライアルで自己ベストをクリアしており少しずつ成長している。どの選手も結果を残せると期待している。2、3年生も『勝ちたい』『強くなりたい』という思いの強さを感じている」

 ―選手として、チームとしての目標は。

 「個人としては、大会で成績を残すというよりも今後の指導につなげていける技術を習得し表現したい。体のコンディションはけがも無くよく動けている。自分としてしっかりとした方向性を示し、取り組んでいくことで良い指導もできると思うので、試行錯誤をしながらそこを目指していきたい」

 「チームとしては、どんどん自己ベストを超えていってほしい。春から体の使い方や技術的な課題などを持ってトレーニングをやっている。選手たちも自分たちでそれを考え、最高のものを氷上で発揮できるようにしてほしい」

 ―トレーニングで重点を置いていることは。

 「昨年から行っている基礎体力を付けることや、自分たちの目指す技術を得るための筋力を鍛えることに重点を置いている。それをするためには基本ができていないとできない。自分たちの体を理解していなければいけないと思う。お互いが切磋琢磨(せっさたくま)しながらレベルアップしてほしい」

 ―今季の抱負を。

 「選手としても指導者としても次のステップにつなげていけるようなシーズンにしていきたい。選手たちが1分1秒でも自己ベストを更新できるようにサポートし、帯広で開かれるインターハイ(来年1月)に向かって前進していきたい」

 ―田畑真紀(たばた・まき)

 1974年、むかわ町(旧鵡川町)生まれ。93年に駒大苫小牧高卒業。富士急を経てダイチに所属した。94年の冬季リレハンメルをはじめ2002年、06、10、14年の各五輪に出場。10年のバンクーバー五輪・女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した。選手を続けながら昨年4月、母校のスピードスケート部監督に就任。1月の高校総体(福島県郡山市)は女子総合5位と上位に食い込むなど指導者として結果を出した。選手としては今年2月の「イランカラプテくしろさっぽろ国体」1000メートル、1500メートルで上位入賞した。

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