馬場

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2019年11月14日

 賞金はかなり高額なはずなのになぜか。24日、東京競馬場で開かれるG1レースのジャパンカップに外国馬が1頭も出走しないことになった。背景はいろいろあろうが、最大の理由は「馬場」にあると指摘する声が多い。芝造りが国際水準とかけ離れているというのだ。芝が短く、固めで速いタイムが出やすい「超高速馬場」という言葉も耳にするようになったが、日本の競馬場は海外勢から「やりにくい」と敬遠されている。世界に通用する馬づくりをスローガンに創設された国際レースだけに残念だ。

 さて、昨年の道内の工場立地件数は、前年比3件減の23件で外資系はゼロだった。今年も製造業の進出が芳しくない。豊富な労働力などを求め、多くの国際企業が強い関心を示した時代が懐かしい。深刻化する人手不足や賃金上昇、増税、市場の成熟などで容易に設備投資に踏み切れない状況は分かる。海外事業環境の誘因もあろう。だが低迷要因はそれだけか。

 「熱心に誘致されたけどアフターフォローが淡泊」。そんな製造業幹部の恨み節を聞いたのは一度や二度ではない。操業側の思いにきちんと寄り添えているか。工業で道央圏のリーダーシップを発揮すべき道内有数の工業集積地である苫小牧や千歳の「馬場」は国際水準か。時代の潮流に乗るのは大事だが最近、道内の産業振興策が観光、商業に偏っている感じがするのは気のせいだろうか。(輝)

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