苫小牧港・西港の漁港区周辺では4日、サビキでチカが釣れていた。気温が低下して水温が下がるこの時期、チカ釣りは本格化する。魚を手にした親子は寒さに負けず、笑顔を見せていた。
漁港区周辺の岸壁でチカ釣りを楽しんでいたのは、札幌市中央区の会社員竹内明彦さん(43)と長男の雄飛(ゆうひ)君(10)、次男の春陽(はるひ)ちゃん(3)。午前6時ごろ西港西埠頭(ふとう)に入釣し、20センチほどのサバを15匹釣った後、午後1時ごろに漁港区周辺の岸壁に移動してきた。
漁港区周辺では、午後3時までに10センチ前後のチカが30匹という釣果だった。道具は磯ざお4メートルにスピニングリールを装着。仕掛けはサビキ4号、針にはアミエビをこすり付けた。仕掛けを岸壁から海中に下ろしてしばらくするとピクピクと当たりが。抜き上げると、10センチほどの銀色に輝くチカが付いている。
魚を手にした雄飛君は「釣りは楽しい。魚が掛かった時の手応えがいい」と笑顔。父親の明彦さんは「子どもたちが喜んでくれてよかった。チカはフライにして食べます」と語った。