男子個人組手で田中琳久V 入賞者多数の大奮闘─成空会川沿 和道流空手道連盟道大会

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  • 2019年11月9日
全道大会で優勝など躍動した成空会川沿の選手

  苫小牧市内の空手道場、成空会川沿は、10月に千歳市で開かれた第53回和道流空手道連盟北海道大会の各部門別で優勝など多数の入賞者を輩出した。

   このうち個人組手の中学2~3年男子部では田中琳久(緑陵中3年)が優勝した。9月の全国大会ではベスト8に入っているだけに、「全国で入賞できたので道大会では絶対に優勝しなければならないと思っていた」と自らプレッシャーを掛けた。

   決勝では左の上段突きを決めて勝利した。自分の力は出せたと振り返りながら、「少し集中が切れる場面があった。そこで技を取られたので、次からは気を抜かずに最後まで試合することを意識したい」と課題を挙げた。

   小学1~2年男子部で優勝した髙橋奏多(日新小2年)は、フェイントが決まり相手の体勢を崩して技を決めた。試合運びは優位に進めたものの、「無駄に動き回って体力を使ってしまった」と反省点を挙げる。指導する岡田泰之相談役は「髙橋は筋力と瞬発力がある。技術的にも先輩の動きを目で盗むことができる。のみ込みが早い」と評価し、今後の成長に期待を寄せた。

   今大会で成空会川沿は組手、形を含めて6部門で優勝を飾った。代表の岡田泰彰成空会川沿支部長は「着実に力が付いてきている。この調子で全部門制覇を目指して稽古していきたい」と目標を語った。

   各部門入賞者は次の通り。

  【個人形】

  ▽小学1~2年男子部 (2)髙橋(日新小2年)▽同女子部 (3)野中(泉野小2年)▽一般・大学男子部 (2)稗畑▽同女子部 (1)重原美沙

   【個人組手】

  ▽小学1~2年男子部 (1)髙橋奏多(日新小2年)▽同女子部 (1)岡田愛里(苫小牧東小2年)(3)野中(泉野小2年)▽小学3~4年男子部 (3)池田(泉野小4年)、岡田(苫小牧東小4年)▽小学6年男子部 (2)林(泉野小6年)▽中学2~3年男子部 (1)田中琳久(緑陵中3年)(3)粟野(啓明中2年)▽一般・大学女子部 (1)重原美沙

   【団体組手】

  ▽小学生部 (3)池田・岡田飛・中野琉▽中学生部 (1)粟野翔太・田中琳久・飛塚柊・中野斗和▽一般・大学男子 (2)稗畑・谷口

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