厚真町の冬の一大スポーツイベント「あつま国際雪上3本引き大会」が来年1月19日、同町本郷のかしわ公園野球場で開かれる。主催する大会実行委員会は出場チームの募集を開始した。先着で60チームが出場できる(締め切りは12月20日)。
雪上3本引きは、厚真町発祥の冬の競技。雪上の特設コートに並べた長さ16メートルの3本の綱を引っ張り合い、そのうち2本を自陣に引き込めば勝ち。途中で他の綱に移動することができ、体力だけでなく、戦略が重要になる。試合は1セット40秒の3セットマッチで行い、2セット取ったチームが勝ち。1チーム8人(女性1人以上を加える)で構成し、最大16人まで登録できる。
今年1月に行われた第12回大会は、昨年の胆振東部地震で町全体が被災し開催が危ぶまれたが、道東方面からの出場もあるなど各地からの応援もあり、過去最多の58チーム(エントリーは60チーム)から約930人が参戦。雪上で白熱した戦いを繰り広げ、苫小牧のアームレスリングチーム「パンプアップ塾」が他の追随を許さず、3連覇を達成した。
優勝チームには賞金20万円と副賞として厚真のさくら米80キロを贈呈。2~4位にも賞金と副賞を用意しているほか、参加賞としてうどんかそば、おにぎりが食べられる。
申込書(新聞折り込みなど)に必要事項を明記し、実行委事務局の厚真町商工会に持参するか、ファクス=0145(27)3877=で申し込む。大会ホームページ(http://3tugs―of―war.com)からもエントリーできる。
来年2月に札幌ドームで行われる「ほっかいどう大運動会」でも競技に採用されるなど、広がりを見せつつある3本引き。実行委事務局は「前回、復興の応援で来てくれたチームに継続して参加してもらいたい。新たなチームも出てきてくれたら」と広く出場を呼び掛けている。
問い合わせは同商工会 電話0145(27)2456。