日中ジュニアゴルフ競技大会in北海道が3、4の両日、苫小牧市植苗の千歳空港カントリークラブで初開催された。道内と中国の小中高生16人が、国別団体戦を展開。貴重な国際交流を経験した。
今イベントはゴルフを通じた青少年育成、日中相互理解などを目的に中国ゴルフ協会が主催した。参加選手は千歳空港CCのせきれい、はくちょう2コース(計18ホール)を両日ラウンド。8人1組のチーム内で各日上位6人の打数を合計し、2日間のトータルスコアを競った。
試合は、初日に合計スコア455で日本チームに44打もの差をつけた中国チームが、2日目も安定したプレーを披露し、トータル919で優勝。個人もベスト3を独占した。日本チームは、ゴヴォロヴスキー大河(恵庭中2年)、塩原琉之介(青翔中1年)らが奮闘するも987だった。
試合後は英語での会話や固い握手、写真撮影などで互いの健闘をたたえ合う光景が広がった。大塚泰三、鈴木孝幸両プロと共に競技委員として今イベントに協力した橋立幸宏プロは「道内の選手は普段味わうことのできない、とてもいい経験を積むことができたと思う。今後も続いてくれたら」と期待した。