苫小牧港・西港の東埠頭(ふとう)で4日、サビキでイワシが釣れていた。イワシは群れで行動するので、当たれば数が出る。群れから外れると、途端に当たりがなくなるので釣果にむらが出る魚種だ。
東埠頭では10人ほどがイワシを狙っていた。札幌市から訪れた主婦は、正午から釣り始めて午後4時までに15~20センチほどのイワシが50匹の釣果。同サイズのサバも少数交じった。道具は、磯ざお3・7メートルに小型スピニングリールを装着し、サビキ6号。餌はなし。サビキを上下にしゃくって魚を誘った。
女性は「たくさん釣れてうれしい。獲物は刺し身にします」と語った。魚をさばくナイフを忘れたそうで、手でイワシの頭と内臓を取り除いていた。イワシはすぐに鮮度が落ちるので、釣り場で下処理をしておくのは賢い方法だ。