鵡川高と鵡川中の吹奏楽部、全国大会へ 「感謝の気持ち届けたい」

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2019年11月6日
2年連続の全国大会でリベンジを目指す鵡川高吹奏楽部
2年連続の全国大会でリベンジを目指す鵡川高吹奏楽部
感謝の気持ちを音楽で届ける鵡川中吹奏楽部
感謝の気持ちを音楽で届ける鵡川中吹奏楽部

 むかわ町の鵡川高校、鵡川中学校の両吹奏楽部がそれぞれ今月中旬から下旬にかけて東京、千葉で行われる全国大会に出場する。共にCDによる審査を通過し、全国舞台の切符を獲得。昨年の胆振東部地震を乗り越えて大舞台に立つ両校は「支えてもらった感謝の気持ちを音楽で届けたい」と意気込んでいる。

 鵡川高は、17日に尚美バリオホール(東京都文京区)で行われる公益財団法人日本音楽教育文化振興会主催の日本管楽合奏コンテスト全国大会の高校S部門(3~15人編成)に2年連続で出場。部員は9人と少数だが、「今年は最優秀賞を取りたい」と練習に励んでいる。

 同部門には16校が出場し、鵡川高が演奏するのは部員全員で案を出して決めた「漆黒のルピナス」。小石川雅美部長(18)=3年=は「地震で大変だった中、今年もたくさん支援をしてもらい、私たちにできることは音楽で返すこと。最優秀賞を取って恩返ししたい」と張り切る。

 ×   ×

 鵡川中は、24日に千葉県文化会館で開かれる日本学校合奏コンクール2019全国大会グランドコンテスト(日本合奏コンクール委員会主催)の中学の部に7年ぶり2回目の出場権を獲得した。今の部員にとっては初めての全国大会となる。

 顧問の堀江寿春教諭(48)によると、部員のほとんどが中学校に入ってから吹奏楽を始めたメンバー。「みんな楽器や音楽、仲間が好きで練習がきつくてもついてきてくれる。技術面はまだまだだけど、気持ちの面で熱いものを持っていて指導しがいがある子たち」だと言う。18人の部員一人ひとりの個性の強さが特徴だ。

 中学の部は32校が出場し、鵡川中は自信を持っているという「明日へ向く風」を披露する。部長の佐藤曖梨さん(13)=2年=は「いざとなった時にこのメンバーは本気になる。自分にもみんなにも期待している」と笑顔を見せ、昨年被災した時に受けた多くの支援に対し、「むかわの中学生は元気に頑張っている―ということを伝えたい。今まで支えてもらった方々への感謝の気持ちを表す演奏にしたい」と胸を躍らせる。

 また、全国大会出場に当たり遠征費がかさむため、両校は大会に向けて寄付を募っている。問い合わせは鵡川高 電話0145(42)2085、鵡川中 電話0145(42)2283。

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