「文化の日」の3日、厚真、むかわ、安平の胆振東部3町でそれぞれ文化祭が開かれた。地域の文化団体などに所属する住民の作品展や中高生による発表、ステージ行事などが繰り広げられ、参加者が秋の催しを満喫した。
厚真町は3~4日の2日間、総合福祉センターや厚南会館で文芸短冊や書道、生け花などを展示した。ケアセンターゆくりでは厚真ライオンズクラブ主催の第33回中高生意見発表会が開かれ、中学生は税金の役割や争いのない平和な世界、言葉がもたらす力など社会問題について取り上げ、若者の視点からスピーチ。厚真高生は自身の体験を踏まえた思いを来場した大人たちに訴え掛けた。
むかわ町では3日、10月16日から始まった鵡川地区総合文化祭が最終日を迎え、教室やサークル団体などによるステージ発表を道の駅四季の館で開催。鵡川中央小学校の器楽演奏を皮切りに、子どもたちのピアノ演奏や鵡川獅子舞保存会による迫力満点の和太鼓、カラオケ、民謡など多彩な19プログラムが組まれ、参加者は日頃の練習の成果をステージにぶつけた。
安平町では、第51回文化祭芸能発表会が追分公民館で開かれ、地元の7団体から約70人が民謡や合唱、舞踊、和太鼓演奏などを披露した。