女子・道栄―4強にあと一歩

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  • 2019年11月4日
2回戦で決勝ゴールを決めた北海道栄の齋藤

  女子の北海道栄は予選Bブロック決勝で北星学園女子に敗れ悲願の4強入りを逃した。2回戦で1点差の劇的な試合を演じ勝ち上がったが、その勢いを維持できなかった。主将の佐藤憂菜(3年)は「目標のベスト4には届かなかったけれど、チームが一つになって戦えた」と振り返った。

   2回戦の恵庭南との第4ピリオド、1点ビハインドの残り約8秒で齋藤彩華(3年)がジャンプシュートを決め、1点差の逆転勝利を収めた。勝利の立て役者となった齋藤は「決められるとは思っていなかった」と笑顔を見せた。

   続くブロック決勝は北星女子に61―72で敗れた。リバウンドで相手に押され、ゴール下や外角のシュートを次々と決められて点差がついた。ポイントガードの今井瞳花(2年)は「リバウンドとフィジカルの強さは相手が上だった。気持ちでも負けてしまっていた」と悔しがる。

   創部4年目。目標のベスト4には届かなかったが、木村匡宏ヘッドコーチは「3年生が創部当時から屋台骨となってチームの土台をつくった」と努力をたたえた。「道栄の泥臭いバスケットボールを後輩にプレーで示した。この良き伝統を後輩も引き継いでほしい」と語った。

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