厚真中学校(渡辺知峰校長)は10月30日、同校体育館で「ふるさと学習報告会」を開いた。3年生が、地域の魅力を生かしたまちづくり案などを地域住民らに提案した。
同町では、小中学校の児童生徒が郷土の課題や魅力について学ぶ「ふるさと教育」に取り組んでいる。報告会は小中9年間の総まとめとなり、3年生18人が「古民家」「農業」「歴史」などのテーマでグループ研究した成果を発表した。
「復興」のテーマで発表したグループは「復興は早かったけど、風化させず伝えていくことが大事」など、自分たちで感じたことを伝えた。発表者の堀田桜来さん(14)は「(胆振東部地震の)被災現場を見たことで、学んだことをスムーズに話すことができた」と話していた。