厚真町上厚真小学校(井内宏磨校長)は10月31日の給食で、5年生が育て、収穫した米を使ってご飯を提供した。全校児童に振る舞われ、教室内に児童の笑顔が広がった。
5年生児童がプロ野球「北海道日本ハムファイターズ」と共に町観光協会による体験事業「田んぼのオーナー」に参加。春の田植えから携わり、収穫して学校給食に使用するまでの過程を学んだ。
5年生児童は自分たちが米作りに携わったとあって、感慨深げな様子。それぞれ満足そうな表情を浮かべながら、味わうように口に運んだ。濱島美月さん(10)は「田植えや稲刈りは腰が痛くて大変だったけれど、いつも食べているお米とは違う味でおいしかった」と笑顔を見せていた。
5、6年生を対象にした食育講座も行われ、球団の管理栄養士から朝食の大切さや、▽三つの働きの食べ物をいろいろ食べる▽1日3回食べる▽サンキューの気持ちを大切に食べる―食事ルール三つの「さん」について学んだ。