白老中学校の生徒らが10月29日、校内で回収したペットボトルキャップと、アルミ缶などのリングプルを白老町社会福祉協議会に寄贈した。
町社協を訪れたのは同校の前生徒会執行部の3年生8人。昨年10月から今年9月までの任期中、全校生徒に協力を呼び掛けて各家庭からペットボトルキャップ77・2キロとリングプル3・6キロを集め、町社協に贈った。
町社協のボランティアセンターは、寄贈されたペットボトルキャップをプラスチック回収業者へ持ち込んで換金し、「世界の子どもへワクチンを」日本委員会に寄付。リングプルも回収業者に買い取ってもらい、その代金で車いすを購入する。
同校生徒会は毎年、社会貢献活動として回収運動に取り組んでいる。1年間の活動の成果を町社協に寄せた前生徒会長の前田陽さん(15)は「今回も生徒の家庭から多くの協力を得られた。この活動が福祉の一助になれば」と話した。