室蘭開発建設部は、2017年9月の台風18号で損壊した白老町の国道36号竹浦橋(北吉原―竹浦)の架け替え工事を終え、10月31日から供用を開始した。新橋の完成により、工事現場を迂回(うかい)する仮道と仮橋は今年度中に撤去する。
敷生川に架かる竹浦橋(延長112・3メートル)は、台風の大雨による河川増水で橋脚の沈下や橋桁、路面の損傷といった被害が発生した。修復が困難な状況のため、室蘭開建は橋の架け替えを計画。被災後、総事業費24億円の予算を計上して迂回の仮道・仮橋を整備し、18年度から新橋の設置工事を進めていた。
新しい橋は、河川増水による被災を教訓に橋脚などの強度を高めた設計で建設。31日午前6時に開通させた。
全面復旧までに約2年間を要したが、室蘭開建は「長期間にわたり不便をお掛けしたが、ご理解とご協力に感謝します」と話している。