鵡川高の生徒考案「恐竜コロネ」、佐伯市のパンフェスで販売 へ

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  • 2019年10月31日
大分県佐伯市で交流を深める鵡川高の生徒たち

  鵡川高校の生徒2人と教員が31日から11月3日の4日間、大分県佐伯市を訪れ、昨年の胆振東部地震以降、関係を深める県立佐伯豊南高校の生徒たちと交流する。また11月2日には、現地で開催される佐伯パンフェスに生徒が考案したパン「恐竜コロネ」を提供する。2人は「震災時の支援のお礼と、むかわ町をアピールしてきます」と張り切っている。

   佐伯市を訪れるのは、鵡川高3年の赤坂奈菜子さん(18)、大場愛さん(17)と堺庸充教諭(43)。昨年9月に発生した地震で被災を受けた鵡川高に対し、佐伯豊南高の生徒が応援のメッセージや義援金を届けたことがきっかけとなり、鵡川高の生徒が感謝の気持ちを表す動画を送ったほか、今年8月には佐伯豊南高の生徒と卒業生、教員がむかわ町を訪れるなど関係を構築してきた。

   鵡川高では今回のパンフェスに合わせて3年生の授業でパンの作品を募り、校内で行った審査の中で2人の「恐竜コロネ」が最も支持を受けた。むかわ町が誇るハドロサウルス科の恐竜全身骨格化石「むかわ竜」(通称)をイメージしたもので、パンの中にチョコを詰めたほか、クッキーを挟んで尻尾の部分をコロネにした。完成品について2人は「100点満点」「形、味ともにイメージ通り」と話しており、当日80個ほどを提供する。このほかホームステイや現地のラジオ番組の出演なども組んでいる。

   赤坂さんは「自分たちの作ったパンで町を盛り上げていければ」と話し、大場さんは「北海道のむかわ町を一人でも多くの人に知っていただきたい」と意欲を見せた。

   2人は28日にむかわ町役場を表敬訪問。竹中喜之町長から「むかわ町が元気に頑張っていることを伝え、元気のお土産を持ち帰ってください」と激励の言葉を受けた。

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