苫小牧港・西港の東埠頭(ふとう)では18日、サビキ釣りでサバとチカが釣れていた。魚を上げた家族は笑顔を見せた。港内の海水温が徐々に低下している影響で、サバの釣果は下降気味。狙いたい人は急いだ方がよさそうだ。
東埠頭でサビキ釣りをしていたのは、千歳市文京の会社員小田悟さん(42)と家族の5人。道具は磯ざおと投げざお合計4本で、小型のスピニングリールを装着しサビキ3号を使用した。仕掛けの上にコマセ籠を付けてアミエビを入れた。岸壁から海中に仕掛けを垂らして上下にしゃくり、しばらくするとグングンと当たりが。抜き上げると、ピチピチと跳ねる15センチほどのサバが掛かっている。
午前10時から釣り始め、午後3時半までに15センチ前後のサバ37匹、10センチ前後のチカ4匹、同サイズのアジ2匹という釣果だった。
悟さんは「子どもたちが喜んでくれたみたいでよかった。獲物は油で揚げて南蛮漬けにします」と語った。長女の結々(ゆゆ)さん(7)も「釣りはとても楽しい。サバの引きが面白かった」と笑顔を見せた。