白老 芸術の秋、文化行事多彩に

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  • 2019年10月29日
白老町音楽祭のステージで元気いっぱい演奏を披露する園児=26日、町コミセン
白老町音楽祭のステージで元気いっぱい演奏を披露する園児=26日、町コミセン
アイヌ文化振興に尽くした故山丸武雄さんの偉業を伝える吟詠も行われた吟道大会=27日、町コミセン
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見事な木工作品も展示された竹浦文化祭=26日、竹浦コミセン
見事な木工作品も展示された竹浦文化祭=26日、竹浦コミセン

 白老町内の公共施設で26、27の両日、第54回町文化祭の関連文化行事が展開された。町コミュニティーセンターでは吹奏楽などの演奏や詩吟のステージ発表が行われ、来場した人々が芸術の秋を満喫した。

 町文化団体連絡協議会は26日、町コミセンで「第42回白老町音楽祭」を開催。町内の幼稚園や保育園の3園、中学校2校と高校1校、町民の吹奏楽団、障害者支援施設など10団体が出演した。

 開幕のステージに臨んだのは、白老さくら幼稚園の園児46人。メロディーベルと鼓笛で童謡「虹のむこうに」「青い空に絵をかこう」を元気に演奏した。続いて緑丘保育園や白老小鳩保育園の園児も器楽や和太鼓の演奏を繰り広げ、カメラを手に会場に集まった保護者らが子どもたちの晴れ舞台に拍手を送った。

 また、地域生活支援センターあぷろの利用者や白老中の生徒による合唱、白老吹奏楽団や北海道栄高校吹奏楽部のステージも。美しい歌のハーモニーや管楽器のダイナミックな演奏を披露し、来場者を楽しませた。

 27日は同じく町コミセンで同協議会が「第38回吟道大会」を開いた。日本詩吟学院北海道道南岳風会白老支部(兼近岳鋭支部長)に所属する町内各地域の吟詠会の会員らが独吟、合吟を披露。「中秋の月」「山中問答」「金州城下の作」など漢詩や和歌を独特の節回しで吟じた。

 特別プログラムとして、「アイヌ民族博物館創立者・山丸武雄をたたえて」と題した構成吟も。アイヌ民族衣装を身にまとった吟者らが、白老町でアイヌ文化復興に尽くした故山丸武雄さんの偉業を伝える漢詩を披露。吟詠のほか、山丸さんや白老のアイヌ文化振興の歩みをスライド写真で紹介した。

 吟詠に合わせて扇や刀を手に舞う剣詩舞、支部役員や来賓らの吟詠もあり、来場者は日本の伝統芸能に魅了されていた。

 町文化祭に合わせ、竹浦地区の住民らでつくる実行委員会(高橋征治実行委員長)が26、27の両日、「第44回竹浦文化祭」を竹浦コミュニティーセンターで開催。地域住民が制作した木工、写真、パッチワーク、写真、日本画、手芸品、盆栽といった作品を展示したほか、カラオケや舞踊、民謡のステージ発表も行った。

 作品展示のコーナーでは、かやぶき屋根の日本家屋や材木運搬トラックなどを表現した木工品もずらりと並び、見事な出来映えに関心しながら見入る来場者の姿もあった。

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