赤羽国交相が厚真の被災現場視察

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  • 2019年10月29日
被災現場を視察し、記者会見する赤羽国交相

  9月に国土交通相に就任した赤羽一嘉氏が27日、厚真町を訪れた。昨年の胆振東部地震で土砂災害に見舞われた富里浄水場などの被災現場を視察し、「土砂崩れの範囲が広く、まさに山津波。被害の甚大さ、自然の猛威を痛感した」と語った。

   初めて厚真町を訪れた赤羽国交相は、土砂崩れにのまれて機能を停止した富里浄水場の被害状況のほか、同町幌内の日高幌内川の工事現場を視察。また応急仮設住宅や福祉仮設住宅を回り、聞き取りなどを行った。

   記者会見で赤羽国交相は土砂被害について、「熊本地震や西日本豪雨の被害とはまた違って範囲が広い。町だけでやるのは大変なことだ」と述べ、「道とも連携して国、道、町で力を合わせ、前に進めていく」と支援を強化する姿勢を示した。仮設住宅に住む町民に対しても「一日も早く恒久的な住まいに戻れるようスムーズに展開していきたい」と力強く語った。

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