むかわ おかえり「むかわ竜」 大役果たし帰郷 イベント開催 来月3、4日

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  • 2019年10月28日
全国デビューを果たし、凱旋(がいせん)するむかわ竜=国立科学博物館で開催された恐竜博から

  むかわ町は、恐竜の祭典「恐竜博2019」(7月13日~10月14日、国立科学博物館=東京・上野)に出展していた国内最大の恐竜全身骨格化石「むかわ竜」(通称)のおかえりイベントを11月3、4の両日、同町穂別町民センターで開催する。帰町したむかわ竜の全身復元骨格(レプリカ)を展示するほか、4日のイベント終了後には北大総合博物館の小林快次教授らによる講演会も予定している。

   恐竜博は、今回の目玉だったむかわ竜をはじめ貴重な実物化石や全身復元骨格など100点ほどが展示され、約3カ月の期間中、過去最多となる67万8977人(主催者発表)が来館した。この間、9月上旬にはむかわ竜が新属新種に認定され、学名「カムイサウルス・ジャポニクス」に決定するなど、大きな話題となった。

   東京で全国デビューし、大役を果たしたむかわ竜は24日に町に返還。11月3、4日に地元で雄姿をお披露目する。イベントは両日ともに午前10時からで、終了は3日が午後5時、4日は同1時まで。

   また4日には、むかわ竜を研究する小林教授と恐竜化石などが発掘されるモンゴルの駐日特命全権大使でもあるダンバルジャー・バッチジャルガルさんが講演。カムイサウルス・ジャポニクスに決まった経緯や恐竜研究の成果などの話が聞けそうだ。いずれも予約不要で、参加費も無料。町の恐竜ワールド戦略室は「元気に帰ってきたところをPRしたい。皆さんに見ていただく機会を増やしていけたら」と話している。

   問い合わせは、同町恐竜ワールド戦略室 電話0145(45)2118。

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