苫小牧港・西港の漁港区周辺で10日、チカが好釣だった。魚体は小ぶりながらも数が出て、魚を手にしたベテラン釣り人は大喜び。これから寒さが厳しくなれば、チカの魚体は大きくなり、釣り応えもさらに増すことになる。
漁港区周辺の海上保安庁の巡視艇が係留された岸壁付近では、3人の釣り人がチカを狙っていた。
その中のベテラン男性は、午前8時に釣り始めて午後2時半までに10センチほどのチカが200匹の釣果。道具は短めの手ざおに素針仕掛け、餌はアミエビ。釣り始めから1時間ぐらいは当たりがなかったが、午後9時すぎに群れが入ったのか当たりが連発した。
しばらくすると、群れがいなくなり当たりもストップしたが、さらに粘ると群れが戻って来て当たりも復活。以後そのパターンを繰り返した。釣果を収めたポリ袋を見せてもらうと、銀色に輝くチカがびっしりと入っていた。
男性は「こんなに釣れるのも珍しい。とてもうれしい。これからしばらくは、チカ釣りを楽しめそうだ」と語った。