安平の早来かりんずが「デゴイチ」もなか開発 道の駅で好評販売

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  • 2019年10月24日
道の駅で販売し、好評を博している「D51もなか」

  安平町安平の菓子製造「早来かりんず」(宮本勲社長)がこのほど、地域活性化につなげようと、かつて町を走った蒸気機関車(SL)「D51―320号機」をモチーフにした新商品「D51(デゴイチ)もなか」を開発した。同店は「汽車が大平原を走っていた当時を思い起こしてもらえたら」とアピールする。

   同町追分地区の道の駅「あびらD51ステーション」のオープンなどを受けて、以前町の花スズランのデザインで製造販売していたもなかの形を変えて復活させた。SLをかたどった皮に十勝産小豆で練った粒あんをたっぷりと詰めて、一つ一つ丁寧に作り上げた。

   皮のパリッとした食感と後味のすっきりとした甘さが絶妙な一品で、発売から3週間ほどで用意していた1000個分がすべて無くなる盛況ぶり。早くもリピーターが続出しており、宮本社長は「急にこんなに売れるとは思っていなかった。作る人間としてうれしいですよ」と喜ぶ。

   D51もなかは、1箱(1個40グラム×6個入り)税込み880円。9月下旬から道の駅でのみ販売しているが、10月25~27日に苫小牧のMEGA(メガ)ドン・キホーテで開かれる東胆振物産まつりでも限定で販売を予定。宮本社長は「地元の名産として、町の活性化にもつなげたい。広く浸透させていけたら」と話している。

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