50種の表情アイロンビーズで 野鳥に親しむきっかけを

  • 救護室のカルテ, 特集
  • 2019年10月23日
 アイロンビーズで作った野鳥たち
アイロンビーズで作った野鳥たち
 アイロンビーズで作った野鳥たち
アイロンビーズで作った野鳥たち

 今回の内容は、野鳥は野鳥でも、小さな作り物の野鳥についてです。

 次男の育児休暇が終わろうとしていた今年の3月、工作が大好きな長女(当時4歳)のために、新しい遊びはないかと探していた頃に出合ったのがアイロンビーズでした。アイロンビーズとは小さなパイプ状のビーズのことで、専用プレートに並べて絵柄をつくり、そこへ専用シートをかぶせてアイロンをかけ、その熱で個々のビーズを溶かし接着させるものです。もともとは数十年ほど前に海外で高齢者のリハビリ治療目的に開発されたのが始まりだとか。現在は女の子の玩具として広く知られていますが、私にとって、この時が人生初のアイロンビーズでした。

 最初は、娘がリクエストするキャラクターを見本片手に作ったり、娘の作業をサポートしたりしていたのですがある時ふと、野鳥を作ってみようと思い立ちました。早速家に置いてある野鳥図鑑を取り出したものの、見本となるデザインはありませんし、ビーズの色の種類にも限りがあるため、最初は難航しましたが、なんとか第1号のマガンが完成しました。すると娘は大喜び。これに面白さを感じ、続いてオオハクチョウやハヤブサなど身近な野鳥を中心に作製しました。現在では50種ほどの野鳥のアイロンビーズが完成し、この一部を夏頃からウトナイ湖野生鳥獣保護センターのロビーで展示を始めました。するとありがたいことに、来館された多くの方々がご覧になったりカメラで写したり、作り方を尋ねてくれたりしたのです。そして、ご要望に応えるべく、ついに先日、当センターのイベントとして、この工作教室も開催しました。多くの方々に参加いただきましたが、印象的だったのは一番熱中していたのが、小学生の女の子の付き添いで来ていたお父さんだったことです。そのほほ笑ましくもある姿に、年齢も性別も問わず、このような工作も野鳥を親しむきっかけの一つになるのだと感じることができました。

 仕事や育児に追われる中、新作を作る時間の確保が難しいのですがそれでも随時、展示を更新いたしますので、当センターへお越しの際はぜひ実物をご覧いただけたらと思います。

 (ウトナイ湖野生鳥獣保護センター・山田智子獣医師)

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