千歳市立図書館は、北海道出身の作家の小説をカウンター前で集中展示している。千歳出身の作家、佐藤友哉さんの第20回三島由紀夫賞受賞作「1000の小説とバックベアード」をはじめ、約80冊を並べている。11月11日まで。
鉄道事故で自らの命を犠牲にして、乗客の命を救った青年の生涯を描いた旭川市出身の三浦綾子さんの長編小説「塩狩峠」や、浦河町出身の馳星周さんのデビュー作で、新宿の歌舞伎町を舞台にした「不夜城」なども陳列している。
展示は、今月27日に読書週間事業として館内で開く講演会のPRで実施。道立文学館で主任学芸員を務める吉成香織さんが、本道出身作家や作品について語る。
担当者は「北海道出身の作家の作品に親しみ、読書の秋を楽しんでほしい」と期待している。開館時間は、午前10時~午後7時。