代表選出へしのぎ削る―市スポーツ少年団剣道交流大会

  • スポーツ, その他のスポーツ
  • 2019年10月22日
団体戦小学高学年の部で優勝した沼ノ端剣道スポーツ少年団

  第47回苫小牧市スポーツ少年団剣道交流大会兼第20回苫小牧市長杯争奪剣道交流大会(苫小牧市など主催)がこのほど、苫小牧市川沿公園体育館で開かれた。団体戦は小学生低学年の部で北心館が優勝。同高学年の部は沼ノ端剣道スポーツ少年団、中学生の部は如水館Aが栄冠に輝いた。

   今大会は、27日に伊達市で行われる第34回北海道スポーツ少年団剣道交流大会胆振予選大会の苫小牧選抜選手を選考する大会。小学生の団体戦には個人の4年生の優勝者と男女の5、6年の優勝、準優勝者から選ばれる。中学生は男子が3年の優勝者など2人、女子は優勝、準優勝者の計4人が個人戦で同予選大会に挑む。苫小牧市と苫小牧市体育協会、市スポーツ少年団が主催し、苫小牧剣道連盟が主管。閉会式で、胆振予選に向けた苫小牧選抜の監督に如水館の加茂徹也館長が就任すると発表された。

   各部門の上位と、胆振予選出場者は次の通り。

   【団体戦】

   ▽小学生低学年の部 (1)北心館(2)至誠館(3)剣心館、沼ノ端剣道スポーツ少年団▽同高学年の部 (1)沼ノ端剣道スポーツ少年団(2)至誠館(3)如水館、剣輪道場▽中学生の部 (1)如水館A(2)同B(3)至誠館、剣輪道場

   【個人戦】

   ▽小学生1年生の部 (1)川原慧(北心館)(2)佐藤(同)(3)村元(正心館)、米井(沼ノ端剣道スポーツ少年団)▽同2年生の部 (1)高山櫂(如水館)(2)畑山(沼ノ端剣道スポーツ少年団)(3)高嶋(剣輪道場)、成田(剣心館)▽同3年生の部 (1)大橋泰介(至誠館)(2)白戸(同)(3)長浜(同)、小山岸(同)▽同4年生の部 (1)高嶋琉生(剣輪道場)(2)原田(剣心館)(3)布施(北心館)、高谷(剣心館)▽同5年生男子の部 (1)山家迅生(如水館)(2)水口(至誠館)(3)石川(同)、工藤(如水館)▽同6年生男子の部 (1)鹿野祥吾(沼ノ端剣道スポーツ少年団)(2)畑山(同)(3)田中(同)、唐牛(剣輪道場)▽同5、6年生女子の部 (1)小田島蒼来(至誠館)(2)張間(如水館)(3)渡辺(至誠館)、高山(如水館)▽中学生1年生男子の部 (1)石川惺也(至誠館)(2)鮭川(剣輪道場)(3)菊池(如水館)、長浜(至誠館)▽同2年生男子の部 (1)小林勇心(如水館)(2)小原(沼ノ端剣道スポーツ少年団)(3)加藤(如水館)▽同3年生男子の部 (1)福森陽人(如水館)(2)南部(同)(3)佐藤(沼ノ端剣道スポーツ少年団)▽中学生女子の部 (1)山家笑奈(如水館)(2)張間(同)(3)藤原(同)、小林(至誠館)

   【第34回北海道スポーツ少年団剣道交流大会胆振予選大会出場選手】

   ▽小学生 高嶋琉生(4年、剣輪道場)山家迅生(5・6年男子、如水館)鹿野祥吾(同、沼ノ端剣道スポーツ少年団)小田島蒼来(同女子、至誠館)張間香里(同、如水館)

   ▽中学生 福森陽人(男子、如水館)小林勇心(同、同)山家笑奈(女子、同)張間優香(同、同)

   沼ノ端剣道スポーツ少年団が団体戦の小学生高学年の部で強豪、如水館と至誠館を破って優勝を物にした。谷川喜章代表は「チーム一丸となってつかんだ勝利」と喜びを語った。

   谷川代表は「中堅まで引き分けで持ちこたえられれば勝機があると考えていた」と振り返った。決勝で、先鋒・村上陽祐は至誠館の石川晄叶と対戦し引き分けた。「うかつに攻めると、応じ技を決められてしまうので慎重な試合をした」と話す。村上は「なんとか引き分けに持ち込みチームの士気を保てたのでよかった」と語った。

   大将・鹿野祥吾は「チームとしてまとまっていたのが優勝につながった」と笑顔。個人戦でも優勝を果たし「個人的にも自分の力を出せた」と胸を張った。

   谷川代表は「全道規模の大会でも好成績を残す2チームに勝てたことは大きい。選手も自信になった」と健闘をたたえた。

過去30日間の紙面が閲覧可能です。