恵庭恵明中学校1年の高階凌君(12)がこの秋、競技ダンスの日本ダンススポーツ連盟が指定する準強化選手に抜擢された。国内外の試合で好成績を修めた実力を認められた。「次は全日本強化選手になって、将来は日本チャンピオンに」と目を輝かせ、日々練習に励んでいる。
ダンススポーツは、社交ダンスをベースにスポーツ性や芸術性を競う。ワルツやタンゴなどの「スタンダード種目」とサンバやチャチャチャといった「ラテン種目」に大別される。
高階君は小学1年からダンス教室に通い始め、現在は札幌市で元日本チャンピオンの久保田弓椰選手から個人レッスンを受けて研さんを積んでいる。
全国各地の大会で数多く入賞し、全日本選手権の2019ダンススポーツグランプリin静岡WDSFジュニア10ダンス世界選手権代表選考会(7月、静岡)で4位と大健闘。9月には連盟の準強化選手に選ばれ、練習にことさら熱が入る。
10月19、20両日に台湾で開かれた国際大会のWDSFタイペイオープンには、岩見沢市の哘桜(さそう・さくら)さん(11)とペアを組み、ジュニア戦に出場した。
11月9、10両日には東京で開かれる第39回三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権にも道代表として出場が決まっていて「さらにレベルアップして挑みたい」と張り切っている。