去る10月5日に当金庫で「第8回とましんスイーツまつり」が開催されました。2020年から昨年までは新型コロナにより休止を余儀なくされていましたが、今回は5年振りに復活となりました。第1部から第3部までで老若男女300人以上の方々にご来場いただき、盛況のうちに終了しました。
参加店は市内でもおなじみの菓子店で、商品はケーキがメインでしたが、制限時間1時間の中で20個以上食べた方もいらっしゃいました。事前販売していた入場券は1人2000円でしたが、ほとんどの皆さまには元を取っていただけたかなと思います。
ところでケーキと聞くと「高くなったなぁ」と感じます。実際、お店に行くと500円超えも珍しくないです。小売物価統計調査によると、15年1月の全国平均は348円でしたが、24年8月は476円と約10年で1・4倍ほどに値上がりしています。円安に伴う原材料の高騰や賃金上昇など、さまざまな要因が絡んでいると思いますが、身の回りで物やサービスの値段が急激に上がっているのを実感します。最近は値上げのニュースも「ああ、また上がるなぁ」と諦めの境地に達している方も多いのではないでしょうか。
さて、衆院選では主要政党が「物価上昇を上回る所得向上」や「最低賃金1500円」など景気のいい公約を掲げました。政権を取った党にケーキのような甘い特効薬はないでしょうが、多少苦くともオブラートに包まず、透明性を高めて多くの人が未来を描けるような政策を進めてほしいですね。
(苫小牧信用金庫人事部長)