白老 「たたら製鉄」の技法実演

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  • 2019年10月22日
仙台藩白老元陣屋資料館前で実演された「たたら製鉄」

  白老町の仙台藩白老元陣屋資料館で19日、日本古来の「たたら製鉄」の実演会が開かれた。

   同資料館で開催中の特別展「日本の刀の魅力・短刀の輝き展」の関連行事。たたらは、炉に砂鉄と木炭を交互に投入して高温で熱し、鉄を生成する日本独自の製鉄法で、日本刀の原材料の鉄を作る技術として現代に継承されている。

   実演会では、室蘭登別たたらの会(石崎勝男代表)のメンバーが同資料館前に設けたれんが製の小さな炉を使い、白老町産の砂鉄18キロと木炭を原料に鉄を作る過程を紹介。会場に集まった人たちは、脈々と受け継がれてきた伝統技術に関心を寄せていた。

   貴重な短刀29本を展示している特別展は11月4日まで。開催時間は午前9時30分から午後4時30分で、入館料は高校生以上300円、小中学生150円、白老町民は無料。問い合わせは同資料館 電話0144(85)2666。

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