苫小牧市澄川町の歌声喫茶グループ山椒魚(佐藤誠代表)は19日、安平町の法養寺で歌声喫茶「あびらdeうたごえ」を開いた。胆振東部地震の復興支援を目的に、同町や苫小牧市、厚真町から約30人が参加。歌謡曲を中心に15曲ほど歌った。
山椒魚は、佐藤代表(71)と妻恵子さん(71)が中心となり、2008年から活動するグループ。胆振東部地震後、厚真町で出前歌声喫茶を開くなど、被災地の復興を支援している。安平町の歌声喫茶は、恵子さんが追分小学校に勤務時の教え子で、札幌市で活動する歌手の根深夏さん(34)に相談して実現した。
この日、参加者からリクエストを受け、山椒魚のメンバー5人が「瀬戸の花嫁」「雨降りお月さん」などの歌謡曲を演奏。全員で歌い、会場は一体感に包まれた。
佐藤代表は「歌で元気になってほしいと開催した。一度だけでなく、継続して開いていきたい」と話した。