午後10時過ぎ、開票状況の第一報で他候補者を大きく引き離してトップ。自宅に集まった支持者から「すごい」と大歓声が上がり、佐藤雄大氏(26)=無所属=は「(当選は)通過点に過ぎない。町民のため白老のために貢献したい」と決意を語った。
1992年生まれの26歳。今回12選した大渕紀夫町議が75年の町議選で初当選した28歳の記録を更新し、史上最年少当選を果たした。白老町で生まれ育ち、苫小牧東高校から札幌の専門学校に進んで作業療法士の資格を取得。2017年から登別市内の病院に勤務していた。一度地元を離れたことで「白老は自然や文化が豊富な素晴らしい町」と痛感。行政と力を合わせ、より良い町作りを目指し町議選に初挑戦した。
組織も知名度もない中、家族や親戚総出で遊説に回るとともに、インターネット交流サイト(SNS)を通じた選挙運動にも力を注いだ。「若い力で白老を変えていく」