新ひだか オータムセール 総額10億円超 日高軽種馬農協

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  • 2019年10月19日
10億円の売却総額を記録したオータムセール

  日高軽種馬農協(新ひだか町)主催のサラブレッド1歳馬の競り市「オータムセール」が16日、2日間の日程を終了した。432頭(牡190頭、牝242頭)が上場し、320頭(牡150頭、牝170頭)が売れた。売却総額は10億2377万円(税込)、売却率は74・1%(牡78・9%、牝70・2%)で、1頭当たりの平均価格は319万9281円だった。今季競り市は5~10月の5回開催。販売総額は118億1100万円と過去最高を更新し、3年連続で100億円を突破した。

   オータムセールの最高額取引馬は、2日目に上場された日高町門別・Wing Farm生産の牡馬「エミネントシチー2018」(父ジャスタウェイ)の2200万円。牝馬の最高額は2日目に上場された新ひだか町静内・桜井牧場生産の「エステフ2018」(父ドゥラメンテ)の1155万円。1000万円以上の高値で取り引きされた馬は3頭だった。

   インターネットによる勝馬投票券の購入拡大や、中央、地方競馬ともに人気の回復から、馬主が増えて競走馬の購入に反映されている。バブル崩壊後の平成半ばには40億円台の売却総額もあり、景気の回復がうかがわれる。

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