苫小牧市北栄町のアブロス沼ノ端スポーツセンターを指定管理する都市総合開発・シンコースポーツ北海道コンソーシアムが14日、「体育の日」に合わせたイベントを同館で開いた。プールや体育館など施設各所にアトラクションを用意。地域住民ら計536人が来場し、運動する楽しさを味わった。
施設利用料が無料になる同日を利用して「より幅広い人に運動の楽しさや、施設のことを知ってほしい」(大江俊彰館長)と企画した。
メインのプールでは、普段使用することができないライディングフロート、大きなビーチボール、水でっぽうなどが用意されたほか、ウオーターチューブと呼ばれる巨大な透明風船の中に入って水上を進むコーナーも。友達同士や親子連れでチャレンジする光景が広がった。池田遥輝君(日新小1年)は「ぐるぐる回るのが面白かった」と笑顔を見せた。
また、苫小牧市内で幼児向けの体操教室を手掛けるチアフル(小堀芳貴代表理事)の協力で、体育館に設置したビニール製のエアトランポリン、跳び箱、鉄棒などにチャレンジする未就学児、小学低学年向けの体操教室も開いた。80人近くの子どもたちが参加する盛況ぶりだった。
「1番利用者が増えるピークの夏よりも多く来館してくれた。すでに次はいつやるのかという問い合わせも来ている」と大江館長はイベント成功を喜ぶ。サービス向上を目指し、今後も不定期ながらイベントを模索していく。