道栄陸上部の2人が国体準V

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  • 2019年10月18日
国体陸上の各種目で準優勝に輝いたアシィと町井(右)

 北海道栄高校陸上部に所属するアシィしおり(2年)、町井大城(1年)が、4~8日に茨城県ひたちなか市で開かれた第74回国民体育大会陸上競技で健闘した。少年女子A(高校2・3年)400メートルのアシィ、同男子B(中学3年・高校1年)100メートルの町井が各部門で準優勝。悲願の頂点には共にあと1歩届かなかったが、北海道代表に恥じない力走を大舞台で披露した。18日からはU18、U20の日本選手権(広島県)に参戦する2人。「より良い成績を」と意気込んでいる。

 今夏の全国高校総合体育大会(沖縄県)女子400メートルで6位入賞を果たしていたアシィは、その後の各種参戦大会で記録が伸びず、自信を失いかけていた。ただ、国体前日の練習で調子の目安となる300メートルを40秒3で走り、気持ちを吹っ切った。「ずっと42秒台だったのでうれしかった」

 道代表の重圧が吹き飛べば、もう怖いものはない。「びっくりするくらい集中できた」と予選を難なく通過。続く準決勝では全体3位の55秒53を出し、決勝へ駒を進めた。

 大一番は前半からトップ争いを演じるも、残り150メートルほどから一気に加速してきた高校総体3位の須藤美桜(東京)に差し込まれた。タイムは自己ベストを更新する54秒85。優勝を逃したことに加え、道高校記録に100分の1秒足りなかったことも挙げ、「ここで喜んでいる場合じゃない」と悔しさをにじませる。

 それでもハード種目の400メートルが、今大会を機に「楽しい」と思えるようになったのは飛躍に大きくつながる。日本選手権は実施種目の関係で上級生ひしめくU20に出走。「厳しいレースにはなるけど、出るからには決勝に行きたい」と意気込む。

 町井は、「今シーズンで一番よく走れていた」と指導する堀下航監督が振り返るように、44人出場の予選から好調。11秒18で組1位通過すると、続く準決勝では向かい風の中、「8割くらいの力でリラックスして走れた」と全体トップの10秒87をマークした。

 ただ決勝では、改善しつつあった力みが再び出た。大会1カ月ほど前から意識して改善に取り組んでいた。得意のスタートダッシュを決め、「決勝で必ず戦うと思っていた」鈴木大翼(新潟)と激しいトップ争いを演じるも、わずか100分の1秒差で栄冠をさらわれた。通常、目視では分からないほどのわずかな差だが、「ゴールした瞬間に負けが分かった」ほど、体が硬くなり走りに伸びを失った自身を悔いた。

 北斗市の浜分中3年の時に全国大会男子200メートル制覇、同100メートルでも3位に入った道栄期待の大器。けがで出場が危ぶまれた高校総体男子4×100メートルリレーを経験できたことで、「スイッチが入った」。9月上旬の札幌選手権で自己ベストの10秒69をマーク。国体でもしっかり結果を残すなど、調子をぐんぐんと上げている。

 日本選手権ではU18の男子100メートルに参戦する。出場者の申請タイムランキングでは31位タイと下位にいるが、「自己ベストを更新して決勝に残る」と力強い。

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