白老町文化団体連絡協議会(竹下和男会長)は、地元文芸誌「白老郷土文芸」第39号を発刊した。随筆や短歌、俳句など町民から投稿された24編を収録。16日には町教育委員会へ13冊寄贈した。
同連絡協は、郷土への思いを込めた町民の作品を取りまとめ、収録した白老郷土文芸を毎年1回発行している。今号は随筆4編、旅行記1編、短歌5編、俳句3編、川柳2編、詩4編、論考3編、郷土史2編で構成(130ページ)し、150部作成した。白老のアイヌ民族史をまとめた資料的価値の高い作品もある。
16日には竹下会長のほか、岩間隆一編集委員長(白老ペンクラブ会長)ら編集委員4人が町教委を訪れ、町内の学校や図書館などへの配布用として新刊を届けた。安藤尚志教育長は「39年途切れることなく発行していただいていることに感謝とお礼を申し上げたい」と述べた。
第39号は1冊600円。町教委、しらおい創造空間「蔵」、こんや白老店、カメラのむらかみ、喫茶休養林で扱っている。