極Cup秋の陣・道空手選手権で準優勝―天勇會・小泉貴士

  • スポーツ, その他のスポーツ
  • 2019年10月17日
全道規模大会で準優勝した天勇會の小泉

  空手道の天勇會に所属する小泉貴士(駒大苫小牧高1年)がこのほど、千歳市で開かれた第22回極Cup秋の陣・北海道空手道選手権大会高校男子で準優勝した。20日には、全国大会の出場権が懸かった道大会参戦も控える。さらなる強敵が待ち受けるが、「練習してきたことを出し切って次は優勝したい」と闘志を燃やす。

   日本空手道拳心会館が主管した極Cup高校男子には、8人がエントリー。トーナメント戦を展開した。

   小泉は1回戦を判定勝ちすると、長谷川幹汰(真結氣)との準決勝では開始数十秒に内回し前蹴りで技ありを獲得。試合終盤に「思った以上に伸びてきた」相手の上段蹴りを受けはしたが、その後は再び攻勢を仕掛け判定勝ちに持ち込んだ。

   決勝では、身長180センチ、体重も20キロ近く上回る中学生の木戸翔太(最強塾)と激突。相手の繰り出す技を必死に回避しながら接近戦を仕掛けたが、延長戦の末に判定負けした。「もう少し辛抱強くできていたら」と唇をかんだ。

   悔しさは今週末の大会で晴らす。弟の秀士(青翔中1年)はもちろん、天勇會に所属する実力ある上級生らと猛稽古に励むほか、自主練習を通じて「大柄な相手とも打ち合えるパワーは付いてきている」と天勇會の近藤大河代表。高校年代初の全国切符獲得に、大きな期待が掛かる。

過去30日間の紙面が閲覧可能です。