全国で病気と闘う子どもたちの支援活動を展開するNPO法人日本ホスピタル・クラウン協会(本部・名古屋市)は15~17日の3日間、昨年9月の胆振東部地震で被害を受けた厚真、安平、むかわの3町を訪問した。サーカスなどで知られるクラウン(道化師=ピエロ)が子ども園、児童館で派手なパフォーマンスを披露して子どもたちを喜ばせた。
同協会は、全国各地で闘病中の子どもたちに対して、道化師が自ら病院に足を運び、パフォーマンスなどを披露して励ます活動を繰り広げる団体組織。病院の他にも東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨などで被害を受けた被災各地を訪れ、元気を届けている。
15日は厚真町内の子ども園や児童館など4カ所を訪問。このうち厚南児童会館では、シガーボックスやジャグリング、バルーン芸といった定番をはじめ、椅子や机、脚立を頭の上に載せたり、スティックやコーンを宙に浮かせる大技を披露。子どもたちも大喜びで「楽しかった」「また見たい」と声を弾ませていた。
このほか、16日は安平町のはやきた子ども園、17日はむかわ町のひかり認定こども園、さくら認定こども園などに足を運んだ。