苫小牧勢が好成績―中学卓球・全日本予選

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  • 2019年10月15日
14歳以下の全道大会で好成績を挙げた桐木、上井、金須(左から)

 苫小牧市内の中学卓球選手が、旭川市リアルター夢りんご体育館で開かれた北海道卓球選手権大会カデットの部兼全日本予選会(9月14~16日、道卓球連盟主催)で好成績を挙げ、11月の全日本選手権(山口県)切符をつかんだ。14歳以下の男子ダブルスで準優勝し、自身初の全国出場をかなえた北海道菊卓会所属の上井敦也(凌雲2年)は「いい試合ができた」と胸を張った。

 活躍を見せたのは、男子13歳以下シングルスの金須海人(光洋1年)、同ダブルスの上井・金須組、女子13歳以下シングルスの桐木亜美(道菊卓会)=光洋1年=。全道各地の予選会を勝ち抜くなどした延べ1182個人、243ペアが挑んだ各部門のトーナメント戦で上位に食い込んだ。

 男子ダブルスの上井・金須組。大会1週間前に挑んだ道内オープン戦ではうまくかみ合わず「正直不安だった」(上井)が、「2人とも本番に強い。お互いのいいところが出た」と道菊卓会の菊池吉幸代表が評価するように、1回戦から準々決勝までの5試合をストレート勝ちして全国切符をつかんだ。準決勝でも3―1と相手を寄せ付けない持ち味の攻撃的な卓球が機能した。

 決勝こそ、男子14歳以下シングルス準優勝の櫻井大地、同3位の杉山和也の強力ペアに1―3で競り負けはしたが、十分存在感を示した。課題はラリー戦への対応。「悔いのないように、楽しみながら勝ち進みたい」と上井は大舞台を見据える。

 ダブルスの勢いそのままにシングルス戦に臨んだ金須は、勝てば無条件で全国出場が決まる菊原琉音(恵み野)との準々決勝でフルセットの末敗戦。士気を下げてもおかしくない場面だが、「菊原を追い詰めたんだから次も頑張ろう」と気持ちを入れ直した。代表決定戦で佐藤大空(網走第三)を1―2から2セット連取で見事撃破。「気持ちで負けなかった」と笑顔を見せる。

 今春、釧路管内弟子屈町から引っ越してきたばかり。慣れない環境の中でも結果を残せたのは自信になる。全国でも「1戦1戦、目の前の試合を勝って上位を目指したい」と意気込む。

 桐木は、昨年の全日本選手権ホープス(小学5・6年)に続く年代別全国の挑戦権を射止めた。川崎沙綾(札幌大谷)との準々決勝では2セットを連取。取れば勝利が決まる第3セットも6―4とリードしたが、そこから「負ける時の典型」と3セットを奪われ大逆転負け。続く代決は3―0のストレートで難なく勝利したが、「ベスト4以上が目標だった」と悔しさだけが残った。

 一瞬の隙も見せない強い精神力の構築が、今後の課題になる。全国では「1回でも多く勝ちたい」と桐木。菊池代表は「勝ち負けに振り回されず、それぞれの実力を出し切ってほしい」と期待した。

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