とまこまい広域農業協同組合(本所・厚真町)は9日、新米をアピールしようとこの秋収穫した厚真産「さくら米」50キロを厚真町に届けた。寄贈を受けた新米は認定こども園や学校の給食で使用される。
同農協によると、昨年9月に発生した胆振東部地震に伴う土砂崩れの影響で約140ヘクタールの水田で作付けできなかったが、降雨量や日照時間など生育条件が良かったことで収穫量、品質ともに良好。農林水産省の水稲作況指数は全国の101(平年並み)に対し、胆振は105(やや良)で2年ぶりの豊作となっている。
町役場を訪れた同農協の堀弘幸専務は「おいしいお米を消費者の皆さんにお届けしたい」とあいさつ。宮坂尚市朗町長は「今年の収穫を楽しみにしていた方々が多い。厚真町のブランドをPRさせてもらう」と話していた。