日本航空(JAL)千歳空港支店は8日、接客技術を競うコンテストの北海道地区大会を新千歳空港で実施した。新千歳を含む道内7空港でカウンター業務に携わる地上職員11人が出場。案内放送と対面接客の技能を競い、サービス向上へ業務で切磋琢磨(せっさたくま)した。
2012年に始まり、全国大会への予選を兼ねている。入社3年ほどの若手を中心に各職場から推薦された女性10人、男性1人が臨んだ。
案内放送は搭乗手続き開始と悪天候による運航ダイヤが乱れた場合の2例を審査。対面接客では外国人や妊婦、視覚障害者といった多様な利用者役が次々と現れ、出場者たちは語学力やもてなしの精神なども総動員して、与えられた課題を乗り越えていた。
社内外の審査員8人が採点。共に新千歳の国内線担当、相澤千愛希さん(22)が優勝に輝き、国際線担当、田中真由さん(23)が準優勝し、全国大会(11月、東京)進出の切符をつかんだ。
優勝の相澤さんは「練習した成果を出し切れた。これからもお客さまに寄り添う接客を頑張りたい」と話した。