千歳のまちづくりに取り組む市民活動団体、FPスペース千歳(北原三津代代表理事)は、千歳産食材を料理に取り入れている市内飲食店を巡るイベント「千歳産まるかじりウオーキング」を市内中心部で催した。参加者は地場食材を使った料理を味わいながら、それぞれの店の魅力に触れていた。
市内の生産者や企業が生産・製造した食材の魅力を知ると共に、それらを用いている飲食メニューを知ってもらう取り組み。25人が参加。7店舗が受け入れ先となり、2グループに分かれて指定された4店舗を巡った。
清水町の「しげ寿司」(中澤成价店主)ではすし3貫と小鉢の「イワシ南蛮漬け」を提供。小鉢のタマネギとニンジン、添えられたキュウリなどの野菜が千歳産だ。箸を付けて口々に「おいしい」と言う参加者。店について質問する人もおり、店と営む人の魅力に触れていた。
幸町の「い酒やえどや」(工藤弘樹店主)はカレー味のポトフに使われたニンジンとジャガイモ、豆乳豆腐の卵などが千歳産。工藤店主は「野菜も千歳産を使っています」と説明し、参加者が料理を味わった。
参加した会社員の高橋靖行さん(50)は「これまで知らなかった千歳産のことが分かった。店に行くきっかけになりますね」と喜んでいた。