来春のセンバツ甲子園出場につながる、第72回秋季北海道高校野球大会が6日から始まった。第2日の7日は札幌円山、麻生の両球場で1、2回戦を行っており、麻生球場第1試合の2回戦には北海道栄が登場。旭川大学高と対戦し、5-3で勝利した。円山球場の第1試合1回戦では、東海大札幌が6―3で岩内を下した。
また、大会初日は開会式で鵡川高の阿部柊希主将(2年)が選手宣誓を務めた。円山球場で行われた1回戦では、帯広農業と札幌大谷がそれぞれ勝利した。
▽1回戦
岩 内
000100020―3
30010200X―6
東海大札幌
▽2回戦
北海道栄
210200000―5
111000000―3
旭川大学高
6日
▽1回戦
札幌国際情報
02
00
滝川西
▽2回戦
函館工業
000
001
札幌日大
▽1回戦
帯広農業
303002000ー8
100121002―7
武修館
北見工業
001330000
212000011
00―7
01―8
札幌大谷
(延長十一回サヨナラ)
道栄・吉光 2安打3打点
吉光(2年)が復調を告げる活躍を見せた。1点リードの二回第2打席に適時打を放つと、同点に追い付かれた四回1死満塁の場面では「狙っていた」と相手投手のチェンジアップを引き付けライト方向へ運び、決勝の2点適時打。2安打3打点の大仕事に「気持ちよかった」と笑みを浮かべた。
3年生主体の前チームでも主力を担っていた数少ない経験者だが、9月の支部予選では2回戦、準決勝とそれぞれ無安打。決勝こそ2安打1打点も「大きいのを狙い過ぎていた」ことで持ち味の逆方向に飛ばす打撃ができなかった。
単打でつなぐ意識を再確認し、挑む秋の大一番。「やってくれると信じていた」と糸瀬監督が信頼を寄せる2番は、次戦も打でチームをけん引すると決めている。