「文化の日」の11月3日、アイヌ民族文化財団(札幌)はウポポイを無料開放する。アイヌ文化をより多くの人に知ってもらうため、伝統芸能の上演などさまざまな催しを用意し、来場者を迎える。
無料にするのは、ウポポイ入場料と国立アイヌ民族博物館の特別展示「驚異と怪異」の観覧料。予約なしで入場、入館できる。展示担当者が見どころを紹介するギャラリートークは午前11時と午後2時から行い、各回15人を当日先着順で受け付ける。
体験交流ホールでは、午前9時半から午後3時半まで1時間ごとに、普段と違う演出で歌や踊り、口承文芸、楽器の演奏を展開する。午前11時半と午後3時半からの回は一緒に踊りに参加できる。
体験学習館ではアイヌ民族に伝わる弓矢を使った遊びを体験でき、工房では午前9時から午後5時まで随時、アイヌの伝統楽器ムックリ(口琴)の有料体験を実施する。基本的な持ち方や3種類の音の変え方をスタッフが指南し、体験料は1000円。自分のムックリを持参すれば無料となる。
駐車料金は有料。町民で年間無料パスポートを取得した人は、ゲート前で提示すると駐車料金を無料にする。
11月3日は昨年も無料開放し、1日当たり同年最多の6692人が来場した。