女川原発、13年ぶり再稼働 東日本で初、福島第1と同型―12月にも営業運転開始・東北電―

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  • 2024年10月30日

 東北電力は29日夜、女川原発(宮城県石巻市、女川町)で2号機の原子炉を起動し、13年ぶりに再稼働させた。2011年3月の東日本大震災後、東日本での原発再稼働は初めてで、事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)としても初。

 武藤容治経済産業相は同日午前の閣議後記者会見で、「東日本の原子力発電所の再稼働は極めて重要だ」と述べた。

 中央制御室では午後7時、運転員が「3、2、1」と声を出しながら、原子炉の運転状態を切り替えるスイッチを操作した。原子炉内で核分裂を抑える制御棒が1本ずつ引き抜かれ、30日午前0時12分に核分裂反応が継続する「臨界」状態となった。

 長期間運転していなかったことを踏まえて、11月7日にも発電を再開させた後で、いったん運転を停止。各設備に異常がないかを点検した上で再び起動させ、12月ごろの営業運転開始を想定している。

 同社の樋口康二郎社長は「再稼働は震災からの復興につながるとともに、電力の安定供給の観点からも大きな意義がある」とした上で、「地域の理解が何よりも重要だ。当社の取り組みを丁寧に伝えていく」とのコメントを出した。

 震災当時は1、3号機が運転中、2号機は原子炉起動中に約13メートルの津波に襲われた。取水路を通じて海水が原子炉建屋隣の建物に流入した影響で、一部の非常用発電機が使えなくなったものの、外部電源が確保できたことなどでいずれも冷温停止した。

 東北電は総額約5700億円かけて安全対策工事を実施。防潮堤を海抜17メートルから29メートルにかさ上げしたほか、新たに取水路からの津波を防ぐ壁なども設置した。

 原発事故後の13年にできた新規制基準に適合し、再稼働した原発は12基あるが、いずれも西日本にある加圧水型軽水炉(PWR)だった。BWRでは中国電力島根原発2号機が12月上旬の再稼働を目指している。

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