厚真 節目祝い伝統の重み実感 厚真中開校30周年記念式典

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  • 2019年9月28日
元気よく校歌を歌う厚真中の生徒たち

  厚真中学校(阿部隆之校長)は26日、同校で開校30周年記念式典を行った。生徒、教職員をはじめ、卒業生、来賓ら約150人が出席。それぞれが節目を祝うとともに今後への思いを新たにした。

   厚真中は「平成」となった1989年に当時の楢山中、幌里中、厚真中の北部地区3校が統合して開校。「豊かな心をもち、自ら学び、明るくたくましく生きる人間をめざす」を教育目標に掲げ、これまでに1000人を超える卒業生を送り出している。

   当初、昨年10月に式典を予定していたが、9月に胆振東部地震が発生したため、今年に延期になっていた。生徒、教職員、来校者の全員で校歌を歌い、阿部校長は「30年の歴史は平成の時代と共に歩んできた。これからさらなる伝統を重ねるべく努力していく」とあいさつ。この後、歴代の校長、PTA会長に感謝状の贈呈を行った。

   来賓の宮坂尚市朗町長は「夢や希望を選択する中でチャレンジ精神が必要不可欠になる。来るべきチャレンジの時に備え基礎学力、人間関係を築いていって。皆さんのエネルギー、パワーをわれわれに与えてほしい」と激励し、町議会の渡部孝樹議長は「学校、保護者、地域が一体となったコミュニティースクールの形成と共に厚真中の発展を」と期待を寄せた。

   式典後には生徒会主催による記念発表があり、全校合唱のほか、吹奏楽部の演奏で花を添えた。

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