フィリピンの旅行会社の関係者一行30人が23日、千歳市花園のサケのふるさと千歳水族館を見学した。同国ではサーモンを好んで食すとされ、水槽の中の多種類のサケに目を輝かせながら見入っていた。
札幌にある訪日外国人旅行者専門の旅行会社「メイド イン 北海道」(韓基振社長)が一行を招待した。早朝に新千歳空港に到着した一行は、開館直後の同館を訪れた。水槽を悠々と泳ぎ回るシロザケやカラフトマス、婚姻色が鮮やかなベニザケ、群泳するヒメマスを見て回った。
千歳川の川底を見ることができる水中観察ゾーンでは、窓の向こうで群れ泳ぐシロザケを目にし、「すごい!」と感嘆の声を上げ、スマートフォンに収めていた。
小雨の中、傘を差して橋上からインディアン水車や千歳川を見学。川を群れ泳ぐサケを見つけて、大喜びだった。
一行はこの後、次の訪問地・白老町へ向かった。26日までの滞在中、函館や小樽、札幌を観光する。
韓社長は「招致プロモーションは昨年に続き2度目。フィリピンの需要はこれから。北海道の魅力を生かした夏、冬向け商品作りの参考になれば」と話した。